Windows7のサポート期間が終了して約7ヶ月が過ぎましたが、まだたまにWindows7で動作しているパソコンを見かけます。Windows7でしか動作しないアプリがあるなどの理由があれば仕方ないのかもしれませんが、アップグレードの権利があれば2020年8月現在でもWindows10に無料でアップグレードできるのでWindows10にアップグレードすることをおすすめします。
アップグレードの権利があるか確認する方法

2015年7月29日から始まったWindows10への無償アップグレードは、マイクロソフトの公式アナウンスの通り1年後の2016年7月29日に終わっていますが、その期間に1度でもWindows10にアップグレードしたことのあるパソコンは無償アップデートの権利を持っている可能性が高いです。

ただWindows10をインストールする前にWindows7やWindows8(8.1)のプロダクトキーからWindows10に対応しているか確認する方法はありませんので、実際にWindows10をインストールして正常にライセンス認証できれば権利があったという判断になります。
Windows7の一部の機種やWindows8のパソコンではWindowsのプロダクトキーがパソコン本体に貼られていないことがあります。
Windowsのプロダクトキーがない場合もWindows10をインストールしてみて、認証されるか確認する以外は権利を確認する方法はありません。パソコン本体のマザーボードで持っているデジタルライセンスでWindows10が正常にライセンス認証できれば権利があったという判断になります。

最新バージョン(2004)でアップグレードする
Windows7でアップグレードの権利を持っているパソコンでは現在の最新バージョン(2004)にいきなりアップグレードすることができます。下記リンクから「今すぐアップグレード」でWindows10にアップグレード可能です。
データ消失の可能性もあるので作業の前に必要なデータのバックアップをおすすめします
Windows7のパソコンを初期化してWindows10にする場合は下記手順でWindows10をインストール可能です。
過去のバージョン(1709)でアップグレードする
Windows7搭載の古いパソコンではいきなり最新バージョンのWindows10にアップグレードしようとするとエラーなどで正常にWindows7からWindows10にアップグレードできないことがあります。
Windows10の過去のバージョンであれば比較的エラーも少なく、スムーズにアップグレードできることが多いです。
過去のWindows10のインストールメディア(DVD・USBメモリ)を挿入し、「setup.exe」をダブルクリックなどで実行します。


重要な更新プログラムのインストールは「今は実行しない」を選択します。

ライセンス条項を確認して「同意する」をクリックします。

準備中です。

Windows7からデータや設定などの環境を引き継いでWindows10にアップグレードする準備が完了しました。内容を確認して「インストール」をクリックするとWindows10のインストールが始まります。

インストールが開始されます。環境にもよりますがハードディスクのパソコンで2〜3時間、SSDのパソコンでは数十分で完了することが多いです。SSDって何?と思った方はこちらで解説していますので覗いてみてください

数回再起動した後にWindows10が正常起動すればインストール可能です。

「コントロールパネル」から「システムとセキュリティ」を開き、「システム」のWindowsライセンス認証で、「Windowsはライセンス認証されています。」となっていれば完了です。

まとめ
2020年8月現在でもWindows7からWindows10にアップグレード可能です。アップグレードできる権利があれば無償でWindows10にできるので、まだWindows7のまま使用している場合や、Windows7パソコンを廃棄する予定の場合は、無償でWindows10にできるか最後に確認してみても良いかもしれません。
コメント