BUFFALO Terastation TS-XL/R5の設定例

サーバー

BUFFALOの少し古めなTerastation TS-XL/R5の設定、運用方法について解説したいと思います。

年数が古くヤフオクやメルカリなどでもジャンク品や格安品が出回っていますがちゃんと設定すればまだ使用できる優秀なNASです。

背面にはUSB2.0ポートが2口、1000Base-T対応のLANポートも2口あります

ビジネス利用を想定した機種なので、バックアップや管理の機能が優秀で、ハード的にも長期間利用できる設計になっています。

安心してTerastationを運用する条件としては↓こんな感じでしょうか。

WindowsやMacなどのパソコンから共有フォルダにアクセスできる

他の人に見られたくない個人的なファイルを保存する共有フォルダに対してパスワード保護をかける

NASのデータを自動的に他のNASやUSBディスクにバックアップする

NASの動作状況をメールで確認する

上記のポイントを押さえて設定を解説したいと思います。

現行のTerastationの選び方についてはこちらから

設定の参考になると思われる機種

設定方法を解説しますが下記機種であれば同じ内容で設定できると思います。

  • TS-X2.0TL/R5
  • TS-X4.0TL/R5
  • TS-X6.0TL/R5
  • TS-X8.0TL/R5

RAIDの構成や一部機能が違いますが下記機種は基本的には同等の方法で設定できると思います。

  • TS-WX1.0TL/R1
  • TS-WX2.0TL/R1
  • TS-WX4.0TL/R1

設定準備

WindowsでもMacでも設定・管理するパソコンにBUFFALO Nasnavigatorをインストールすることをおすすめします。

Windows版NAS Navigator2はこちらから

Mac版NAS Navigator2はこちらから

macOS 10.13の場合はApp Storeからダウンロード、インストールが必要です。Mac用の最新版NAS Navigator2はこちらから

初期設定

NasNavigator2では同じネットワーク内のBUFFALO NASをすべて表示してくれます。対象のTerastationを「右クリック」して「Web設定画面を開く」をクリックします。

既定のブラウザで管理画面が立ち上がります。

管理者のユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。

ログインに成功するとトップページが表示されます。

ここからユーザーやグループの管理、共有フォルダの作成、編集などが行えます。

基本的な設定

RAIDの構成を変更する予定がある場合、最初にRAIDの設定変更をしておきます。工場出荷時のデフォルトはRAID5ですが、RAID10やRAIDなしに変更することができます。

RAIDの構成を変更するには現状のRAIDを削除します。

確認番号を入力して「設定」をクリックするとRAIDアレイが削除されます。

数分後、RAIDアレイが削除されました。新たにRAIDを作成する「RAIDアレイ1」をクリックします。

RAIDはRAID0、RAID1、RAID5、RAID10から選択できます。

RAID0は2本以上、RAID1は2本、RAID5は3本以上、RAID10は4本ハードディスクを選択して構成します。

今回は安全性と容量を重視してRAID5を構成します。

警告メッセージを確認して、「設定」をクリックするとアレイの作成に進みます。

最後に確認番号を入力して「設定」をクリックすると、既存のデータが全て削除されて新たにRAIDアレイが作成されます。

存在していた共有フォルダが全て削除されます。

固定IPアドレスの設定

ネットワークから「IPアドレス」のアイコンをクリックします。

LANポート1をクリックします。

「DHCP」を無効にして、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバー(優先・代替)を入力し「OK」をクリックします。

新しいリンクをクリックします。割とすぐIPアドレスが変更されます。

NASの名前・NTP設定を変更

NASの名称(ネットワーク上での名前)とNTPサーバーの設定を変更することができます。

「編集」ボタンをクリックします。

名称に変更したい名前を入力します。ネットワーク上で名前が重複しないよう注意しましょう。

NTPサーバーはデフォルトでも問題ないですが、いつも使用しているNTPサーバーを指定するしたり、ローカルネットワークのNTPサーバーを指定することもできます。

ユーザーの作成

共有フォルダにユーザー名やパスワードを使ってアクセス制限(パスワード保護)を行う場合、ユーザーの作成が必要です。

「ユーザーの作成」をクリックします。

admin(管理者)のパスワードを変更するにはadminを選択した状態で「ユーザーの編集」をクリックします。

ユーザー名、パスワードと確認入力、プライマリーグループの設定を行います。クオーター(使用容量の制限)を行う場合はチェックを入れて、GB単位の数値を入力します。

「保存」をクリックするとユーザーが作成されます。この機種はCSV一括登録の機能が無いため、複数のユーザーを作成する場合は繰り返しの作業が必要です。

グループの作成

複数のユーザーをグループにまとめて管理することができます。部署や班、所属している係ごとにアクセス制限を行う場合はグループごとにアクセス制限を行うと便利です。

デフォルトではguest、admin、hdusersが存在しています

「グループの追加」をクリックしてグループを追加します。

グループ名を入力し、所属させるユーザーを選んで「追加」をクリックします

「保存」をクリックするとグループが作成されます。

共有フォルダの作成・編集

NASのメインの機能 共有フォルダを作成・編集します

デフォルトでは「share」という共有フォルダが存在します。

共有フォルダの名前の部分をクリックすると共有フォルダ設定を編集できます。

「共有フォルダーの作成」をクリックして共有フォルダを作ります。

①共有フォルダの名前を入力します。

②属性を設定します。他のLinkstationやTerastationのバックアップ先として利用する場合は誤操作を防ぐために「読取専用」にしておくことをおすすめします。

④公開プロトコルを設定します。WindowsやMacでのファイル共有であればSMBにだけで問題ないです。NASのバックアップ先として使う予定がある場合は「バックアップ」にもチェックを入れます。

⑤フォルダ属性を設定します。チェックを入れると隠し共有フォルダになり、ネットワークパスの最後に$マークを入れないとアクセスできなくなります。

⑥アクセス制限機能を有効・無効にすることができます。他の人に見られたくない個人的なファイルを保存する場合には「有効」にしてアクセス可能なユーザーやグループを設定します。

アクセス制限設定を⑥でチェックを入れて有効にした場合、ユーザー単位、グループ単位で書込許可・読取専用の設定ができます。②で読取専用を選択している場合はアクセス制限設定で書き込み可能にしても読取専用が優先されます。

「保存」をクリックすると共有フォルダの作成完了です。共有フォルダの一覧にも表示されるようになります。

TimeMachineのバックアップ先にする設定

macOSの便利なバックアップ機能のTimeMachineでバックアップ先に設定する手順です。必須ではありませんが専用の共有フォルダを作成します。

AFPにチェックを入れて、必要に応じてアクセス制限も設定しておきます。

「その他」から「TimeMachine」をクリックして「設定変更」をクリックします。

TimeMachineを「使用する」に変更して、使用するフォルダを選択します

「保存」をクリックすると設定完了です

NAS側で設定ができたらMacでTimeMachineの設定をしてバックアップをしましょう

バックアップの設定

バックアップの設定をしておくことで自動的にUSBや他のBUFFALOのNASへバックアップをすることができます。TerastationだけでなくLinkstationへのバックアップ可能なのでリプレース後の古いBUFFALO NASも活用することができます。

USBハードディスクへバックアップ

USBハードディスクへバックアップをするには、まずUSBハードディスクをフォーマットしておくことをおすすめします。

「ディスクフォーマット」をクリックします。他のNASで既にEXT3にフォーマットしている場合はそのまま使えることもあります。

デフォルトは「EXT3」のようです。3TBや4TBのUSBハードディスクを繋ぐ場合はGPTのチェックも入れておきます。

ディスクフォーマットの確認画面です。確認番号を入力してフォーマットを始めます。

フォーマットが完了したら、バックアップの設定に進みます。

「バックアップタスクの追加」をクリックします。

バックアップのタスクを設定します。

①バックアップの名前を入力します。

②バックアップのスケジュールを設定します。毎日、毎週、何時からスタートなどの設定が可能です。今すぐ実行で設定するとタスク作成後にバックアップを一回だけ実行してくれます。

③動作モードを設定します。差分バックアップはバックアップ元とバックアップ先がイコールの状態になります。増分バックアップはバックアップ元で削除したデータをバックアップ先では削除しません。

④必要に応じてオプションの設定をします。

⑤バックアップ元とバックアップ先を設定します。「追加」をクリックしてバックアップ元とバックアップ先を設定していきます。

「設定」をクリックするとバックアップの設定は完了です。

設定したスケジュールでバックアップが実行されます。

他のLinkstation・Terastationへバックアップ

同じネットワーク上のLinkstationやTerastationにバックアップするには、まずバックアップ先のNASの共有フォルダに「バックアップ」のチェックを入れます。

複数のNASが存在していたり、誤消去などを防ぐには「バックアップ公開パスワード」を設定しておきましょう

USBのバックアップと同じように設定できますが、バックアップ公開パスワードを設定しているフォルダにバックアップを行うには、検索パスワードを入れてからバックアップタスクを作成します。

メール通知設定(Gmail)

メール通知設定をGmailで設定することができます。設定することでNASの動作状況をスマホやパソコンで確認することができます。

始めてNAS用にGmailを使用する場合、Gmailのセキュリティ設定を変更する必要があります

「編集」をクリックしてメール通知の設定をします

SMTPサーバー・・・smtp.gmail.com

SMTPポート・・・465

ユーザー認証・・・LOGIN(SMTP-AUTH)

SSL/TLS・・・SSL/TLS

を入力します。メールアドレスやパスワードは自身の所有するGmailのものを設定します。

テストメールを送信し、成功すると指定したアドレスにメールが届きます。

定期報告を設定している場合は、設定した時間にレポートが届きます。

Diskエラーの状況も確認できます。

年数が古いのでHDDのエラーカウントが上昇しています

RAIDのメンテナンスやバックアップ動作のメールを確認することもできます。

まとめ

BUFFALO社の法人向けNAS Terastationの設定方法について解説しました。

現行のTerastationはWeb設定の画面回りは違いますが同様の設定が可能です。

古いNASですが現行のTerastationのレプリケーション先やバックアップ先としても利用できるので、コストを抑えてTerastationのバックアップの仕組みを作れます。

現行のLinkstationシリーズと比較しても同等の速度でデータの転送が可能なので、パソコンのバックアップや規模の小さな環境でのNASとしてはまだ可能性はあります。

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