2020年11月に発売された現状バッファローの最新NAS Linkstation LS720DNBを入手したので早速レビューしてみたいと思います。
実機を設定して、速度の測定まで行ってみました。Terastationにそっくりな画面まわりで設定できることも結構近いですが、私としては意外な弱点もありました。
LS720DNBはLS720Dの法人モデルで、どちらのモデルも2TB〜16TBのラインナップです。
共有フォルダのアクセス制限やユーザーのCSV登録、UPS連動設定、メール通知設定、TimeMachineの対応など、私が思う基本的な設定はどちらも対応しているように思えます。
LS720DNBは家庭用モデルのLS720Dシリーズよりメーカー保証が長いのが大きな特徴でしょうか。
いざ開封!

本体と付属品(LANケーブル・ACアダプタ・導入ガイドと保証書)が同梱されていました。
今までのLinkstationとほぼ同じな内容です。
外観
背面にはUSBポートが2つあり、そのうち1つはUSB 3.2(Gen1)、3.1(Gen1)に対応しています。USB2.0のポートは外付けのハードディスクよりUPSをつなげたいですね。

前面にもUSB 3.2(Gen1)、3.1(Gen1)に対応したポートが一つあります。
LS500シリーズやLS200シリーズではUSBポートが1つしかなかったですが、LS700では3ポートもあるのでUSBハードディスクへのバックアップとUPS(無停電電源装置)の組み合わせが可能になりました。大きな進化です。

ハードディスクの変え方は今までのLinkstationと同じですね。電源を切ってスッと抜けるタイプです。

設定も簡単
従来のLS200シリーズやTerastationと同様に共有フォルダへのアクセス制限設定、スケジュールバックアップやメール通知機能などの管理機能は今までと同様に設定・使用できます。
法人向け LS720DNBシリーズのマニュアルは↓から
家庭向けLS720Dシリーズのマニュアルは↓から
設定後の転送速度
今までのLS-WXLシリーズやLS210シリーズと同じ1000Base-Tの有線LAN環境ですが、かなり高速化しています。
特に書き込み速度が向上しています。さすがヘキサコアCPUといったところでしょうか。

ランダムアクセスもかなり向上してますね。
思わぬところで弱点発見
Canon G1310をLS210シリーズではプリントサーバとして使用できるように設定できましたが、LS700シリーズではプリンタ共有機能は無いようです。ネットワーク機能がないプリンタをNASで共有したい場合は注意してください。

仕方ないのでLS210はプリントサーバーとしてもう少し仕事をしてもらうことにしました。

まとめ
一部弱点はありましたが、設定の簡単さはそのままで、CPU性能の向上、USBポートの増加など従来のLS210DNBシリーズと比較してかなり高性能になっていますが、価格差が小さいためかなりコスパの高いNASに仕上がっている印象を受けました。
家庭用としてだけでなく、小・中規模のネットワーク環境でも用途によっては快適に使えるのでは無いでしょうか。
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